2009年 06月 23日
その名も・・・・
これはなんでしょう???
中国の醤油さしだとか、インドの壺だとか言っているアナタ、
ちがいます。。。
古くは奈良時代、遣唐使によって我が国にもたらされたというお菓子であります。
京都 亀屋清永さんが、
なんと1000年の歴史を昔の姿そのままに作っておられるものなのだ。
その名も
清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)
各寺社総本山御用達の由緒あるお菓子なのだよ、皆のモノ・・・
頭(ず)が高い!!!
と、威張ってみたものの、ありがたがってばかりはいられない。
当然壊して中味を見たくなるのが人情というもの。
百檀、桂皮、竜脳など仏教で言う「清め」の意味がある七種の香を入れた皮で包み
上質の胡麻油で揚げています。
八つの結びは八重の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえています。
(亀屋清永さんのパンフレットより)
一口食べてみると、
むむむ・・
抹香くさい・・あわわわ・・じゃなくて、
お寺の匂いというかなんというか・・・
仏壇に一日あげてあったお供えを食べた匂いと言いましょうか・・・・
(どんどん墓穴を掘っていく気もする)
とにかく、
ふんぞり返って調子に乗った気持ちも
しずしずと静まる高貴なお味であることは確かでした。
ゆっくりと心静かにいただきたいものです。。。
一個 525円 (バラ売り可)
by michirudesu
| 2009-06-23 09:37
| ぜんぜんミステリじゃない日常