2010年 10月 09日
紅葉には少し早い京都。 それなら・・と西陣を歩いて見る。
京都西陣
西陣織で有名な地域ですが、
“京都市西陣区”などという地名があるわけでもなく、
ここからここまでが西陣・・といったはっきりした区切りがあるわけでもなく、
ましてや、観光地によくあるように
「さあ、記念写真をどうぞ!!」とばかりに
数百メートルの道沿いを景観保存区域として整備したような地域があるわけでもありません。
応仁の乱で西軍総大将、山名宗全が堀川よりも西に陣をおいたことが由来だそうですが、
普通の民家が立ち並び
その中に八百屋さんや魚屋さん、スーパーさえも点在した
ごく普通の庶民の生活圏であります。
でも、さすがというかなんというか、
そんな中にポツポツと
“おっ、京都!!”というような風情が隠れているのも確かなようです。
今回はそんな西陣をぶらぶらと歩き回ってみました。
まずは、腹ごしらえから。
(・・って、おい!!)
先日、京都のチョー有名すき焼き名店
三嶋亭のすき焼きを大丸地下で堪能してから
『超高級料亭の味を庶民的に・・』という研究に目覚めた私。
今回は鳥料理専門料亭 鳥岩楼 さんがお昼にだけ食べさせてくれる
こちらをいただくことにいたしました。
甘さも効かせた濃い目のお味。
でもワタシは親子丼はこのくらいの濃い味が好き。
鳥肉がとてもおいしい。
「鳥肉ってこんなにいい香りがするんだなあ。」
と、ちょっとした驚きです。
真ん中の卵をくずして、
とろとろのところをいただくのがたまりませんわ。
お部屋はこんな感じ。
二階から見下ろすお庭や
トイレの前の手洗いさえも優雅です。
鳥岩楼 親子丼 800円
鳥岩楼さんのお店の真向かいには
本隆寺という法華宗(真門流)総本山のお寺があります。
本堂の前にはイチョウの巨木が・・
こちらは樹皮や松葉を持ち帰って枕の下に敷くと子どもの夜泣きが治るという
「夜泣き止の松」
織物、染物を扱う西陣には『西陣五水』とう名水の井戸があり、
ここ本隆寺本堂脇にある『千代野井』
すぐ近くの雨宝寺にある『染殿井』
などがそれです。
のこりは公開されてなかったり、民家のなかにあったりで
見ることはできないようです。
少し行ったところで、
『たんきり飴』と書いた飴屋さんを発見。
店内は飴や懐かしいお菓子が所狭しと並んでいました。
たんきり飴 (赤い帯は普通の味、緑の帯は辛い味)
それぞれ300円
歩いていると、どこからともなく
カシャカシャ、カシャカシャ・・という
機械が織物を織る音が聞こえてきたり
フトのぞいた家の中に白い生糸の束が山ほど積まれていて、
ああ、ここは染め屋さんなんだなとわかったりするところが
やっぱり、西陣という感じです。
懐かしい住所表記の看板も見つけました。
こんな石碑も・・
五辻殿(ごつじどの)跡。
五辻殿って殿さまの名前じゃなくて
後鳥羽上皇の隠居の建物の名前だったのね。
石碑の後ろに写っているのは史跡とは関係なく、
現代のマンション。
しかし名前が “ハイツ五辻殿”って・・・
歩き疲れたのでカフェで休憩をすることにしました。
なんと銭湯を改装したというカフェ さらさ西陣
和製マジョリカタイルがとても美しい。
いただいたのは “きまぐれパフェ”というパフェです。
ベリー系の甘酸っぱいジャムとたっぷりのマンゴーでとってもおいしかった。
はい、“当たり!!”と思いました。
さらさ西陣は広くて落ち着いたカフェで
雑誌や本も置いてあり、
ゆっくりしていも全然嫌な顔をされません。
のんびりとくつろげるカフェでした。
さらさ西陣 きまぐれパフェ 630円
さて、銭湯といえば
こちらの銭湯は現在も営業中。
船岡温泉さん
家に帰ってから調べて見たら、
中の装飾もとても美しいとか。
ううっ、入ってきたらよかった。。。
西陣、西陣、ああ西陣・・
良くも悪くも京都度が濃ーーーい気がして
なにやら他所者からすると近寄りがたくもあり、
憧れでもあり・・
という地域ですが、
ぼおっと歩いているだけで史跡や由緒ありげな神社仏閣に
次々に突き当たる京都のこと、
またいつか歩いてみたいものです。
西陣織で有名な地域ですが、
“京都市西陣区”などという地名があるわけでもなく、
ここからここまでが西陣・・といったはっきりした区切りがあるわけでもなく、
ましてや、観光地によくあるように
「さあ、記念写真をどうぞ!!」とばかりに
数百メートルの道沿いを景観保存区域として整備したような地域があるわけでもありません。
応仁の乱で西軍総大将、山名宗全が堀川よりも西に陣をおいたことが由来だそうですが、
普通の民家が立ち並び
その中に八百屋さんや魚屋さん、スーパーさえも点在した
ごく普通の庶民の生活圏であります。
でも、さすがというかなんというか、
そんな中にポツポツと
“おっ、京都!!”というような風情が隠れているのも確かなようです。
今回はそんな西陣をぶらぶらと歩き回ってみました。
まずは、腹ごしらえから。
(・・って、おい!!)
先日、京都のチョー有名すき焼き名店
三嶋亭のすき焼きを大丸地下で堪能してから
『超高級料亭の味を庶民的に・・』という研究に目覚めた私。
今回は鳥料理専門料亭 鳥岩楼 さんがお昼にだけ食べさせてくれる
こちらをいただくことにいたしました。
甘さも効かせた濃い目のお味。
でもワタシは親子丼はこのくらいの濃い味が好き。
鳥肉がとてもおいしい。
「鳥肉ってこんなにいい香りがするんだなあ。」
と、ちょっとした驚きです。
真ん中の卵をくずして、
とろとろのところをいただくのがたまりませんわ。
お部屋はこんな感じ。
二階から見下ろすお庭や
トイレの前の手洗いさえも優雅です。
鳥岩楼 親子丼 800円
鳥岩楼さんのお店の真向かいには
本隆寺という法華宗(真門流)総本山のお寺があります。
本堂の前にはイチョウの巨木が・・
こちらは樹皮や松葉を持ち帰って枕の下に敷くと子どもの夜泣きが治るという
「夜泣き止の松」
織物、染物を扱う西陣には『西陣五水』とう名水の井戸があり、
ここ本隆寺本堂脇にある『千代野井』
すぐ近くの雨宝寺にある『染殿井』
などがそれです。
のこりは公開されてなかったり、民家のなかにあったりで
見ることはできないようです。
少し行ったところで、
『たんきり飴』と書いた飴屋さんを発見。
店内は飴や懐かしいお菓子が所狭しと並んでいました。
たんきり飴 (赤い帯は普通の味、緑の帯は辛い味)
それぞれ300円
歩いていると、どこからともなく
カシャカシャ、カシャカシャ・・という
機械が織物を織る音が聞こえてきたり
フトのぞいた家の中に白い生糸の束が山ほど積まれていて、
ああ、ここは染め屋さんなんだなとわかったりするところが
やっぱり、西陣という感じです。
懐かしい住所表記の看板も見つけました。
こんな石碑も・・
五辻殿(ごつじどの)跡。
五辻殿って殿さまの名前じゃなくて
後鳥羽上皇の隠居の建物の名前だったのね。
石碑の後ろに写っているのは史跡とは関係なく、
現代のマンション。
しかし名前が “ハイツ五辻殿”って・・・
歩き疲れたのでカフェで休憩をすることにしました。
なんと銭湯を改装したというカフェ さらさ西陣
和製マジョリカタイルがとても美しい。
いただいたのは “きまぐれパフェ”というパフェです。
ベリー系の甘酸っぱいジャムとたっぷりのマンゴーでとってもおいしかった。
はい、“当たり!!”と思いました。
さらさ西陣は広くて落ち着いたカフェで
雑誌や本も置いてあり、
ゆっくりしていも全然嫌な顔をされません。
のんびりとくつろげるカフェでした。
さらさ西陣 きまぐれパフェ 630円
さて、銭湯といえば
こちらの銭湯は現在も営業中。
船岡温泉さん
家に帰ってから調べて見たら、
中の装飾もとても美しいとか。
ううっ、入ってきたらよかった。。。
西陣、西陣、ああ西陣・・
良くも悪くも京都度が濃ーーーい気がして
なにやら他所者からすると近寄りがたくもあり、
憧れでもあり・・
という地域ですが、
ぼおっと歩いているだけで史跡や由緒ありげな神社仏閣に
次々に突き当たる京都のこと、
またいつか歩いてみたいものです。
by michirudesu
| 2010-10-09 13:22
| 京都な日常