宇治は憂し

宇治はうじ →→ うし →→ 憂し

憂いの場所でもあるのです。



次から次へと、それも同時に、
いろんな女を渡り歩く光源氏は、
女の立場から見れば、ほんとに憂いの元だ。


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              この椿 「ヒカルゲンジ」






嫉妬のあまり生霊にまでなってしまう女、
苦しい愛憎の世界から逃れたいと出家してしまう女、
嫉妬する我が心を醜いと思い、それをなんとか抑えようと苦しむ女、

・・・


一夫多妻、通い婚が当然の平安時代にあっては、
女の人も『そういうものだ』と思って平気なのだと思っていたけれど、
恋しい人が違う女のもとに通うという事実に
どの女たちも悶々としておりました。


1000年前であろうと、2000年前であろうと
女性の気持ちは同じだよねぇ。



源氏物語は女の憂いの物語。




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さて、宇治にはそんな憂いの行く末に
恐ろしくも鬼となった女がもうひとり。


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宇治の橋姫。


彼女は宇治川の守り神でもあると同時に、
別の恐ろしい一面も・・・


嵯峨天皇の御世
とある公卿の娘が嫉妬のあまり、貴船神社に籠って
「妬ましい女を取り殺したいので自分を鬼に変えてくれ。」と祈った。

貴船の神は哀れに思い
「本当に鬼になりたければ、姿を変えて宇治川に21日間浸れ」と告げた。

女は都に帰ると、
髪を5束に分けそれを5本の角にし、
顔には朱をさし体には丹を塗って全身を赤くし、
鉄輪を逆さに頭に載せて松明を燃やし、
さらに両端を燃やした松明を口にくわえるという姿で宇治川に21日間浸った。

そして貴船大明神の言ったとおり生きながら鬼になったのである。

これが「宇治の橋姫」。                  ウィキ参照(絵も)









妬んでいた女、その縁者、相手の男の方の親類・・

しまいには誰彼構わず、次々と殺したっていうから恐ろしいじゃないですか!!








その橋姫をお祀りしたのがこちら、橋姫神社。

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同じく水の神である住吉大明神が夜ごと彼女のもとに通ったという伝説もあって、
ふたり並んでお祀りされていました。



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この橋姫神社は、橋の守り神でもありますが、
縁切りの神さまでもあって、
カップルでここの前を通るのはタブーだそうですよ。


それから橋の上で他の橋をほめたり、
女の嫉妬をテーマにした歌などを歌うと必ず悪いことか起こるというからご注意を。


ホンマ、女はこわいでっせ。







さらに、

宇治川に浸った時の白装束で鉄の輪を頭にたいまつ・・という橋姫の姿、
それから貴船神社

・・とくれば、イヤでも何かを思い出しますね。





そう、丑の時参り。



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橋姫が行った呪いの儀式がルーツだとか。



ほんま、女はこわいでっせ~~~











さて、宇治川をどんどんと上流に向かって行くとどうなるでしょう。



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天ケ瀬ダムと関西電力の発電所も超えて・・


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ところどころにある桜のトンネルも超えて・・


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だんだんと川の上流っぽくなるこんなゴツゴツした風景も超えて


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さらにどんどん川をさかのぼっていくとどうなるでしょう。。。。。






どこかの山奥???













いいえ、

行きつく先はびわ湖だよぉ~ん!!


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この川はびわ湖から瀬田川(滋賀県内)、宇治川(京都府内)、淀川(大阪府内)と名前を変えて海にそそぐ川。

川の最初と最後が湖と海ってのもめずらしいですよね。






こちらがこの川のほぼ出発点にあたる瀬田の唐橋です。


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なんと、ここにも橋姫様がいらっしゃるそうで、

あわわわわ・・・・






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by michirudesu | 2011-04-17 11:43 | 京都な日常 | Comments(0)

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