四畳半神話・王国を巡る旅 その1

今回、本を読んでいない方にとっては“なんのこっちゃあ??”な記事です。
すみません・・・





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森見登見彦という作家がいます。

京都を舞台にした現実とファンタジーが入り混じったようなお話を描かれることが多いですが、
彼自身が京大農学部出身ということもあり、
中でも四畳半一間に下宿する京大の学生の
お馬鹿な日々を描いた『四畳半神話大系』と『四畳半王国見聞録』とは、
バカバカしくも面白い珠玉の一冊(いや2冊)なのです。




さて、そこには京都に実在する地名や建造物があちこちに登場するわけですが、
梅雨のさなかのある一日、
暇を持て余していたワタシは
わざわざその場所を訪ねに出かけたのでありました。

(文中青色の部分は原作からの引用。)










 私と小津は、閑静な町中で九龍城のごとき気配を湛えている下鴨幽水荘を後にした。
 御影通りを辿って下鴨神社の参道を横切り、下鴨本通りへ出た。
京都家庭裁判所の前から下鴨本通りを渡れば、目の前に流れるのは賀茂川であり、
そこにかかっているのは葵橋である。(四畳半神話大系 四畳半恋ノ邪魔者)



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 北東からやってきた高野川と、北西からやってきた賀茂川が、一つになって鴨川となる。
その合流地点、高野川と賀茂川に挟まれた逆三角形の領域を、学生たちは「鴨川デルタ」と呼ぶ。
そしてその地点は、春から初夏にかけて新入生歓迎コンパ会場として、広く利用されている。
(四畳半神話大系 四畳半恋ノ邪魔者)



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鴨川デルタは『四畳半王国見聞録』の方では、丹波がマンドリン説法なるものをしていたり、
大日本凡人會がクリスマスに雪を降らして「デルタの和解」をしたところですね。





我々はいっそう用心して、出町橋の暗がりに身をひそめた。
デルタで思うさま戯れている敵陣営に姿を見つけられてしまうと一の谷の戦のごとく大胆な
奇襲作戦が水泡に帰すことになるからである。(四畳半神話大系 四畳半恋ノ邪魔者)



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出町橋





加茂川を挟んで、あからさまに明暗を分けた状況となり、
これが私の怒りに油を注いだのは言うまでもない。
ここで傍らにいるのが黒髪の乙女であれば、暗がりで身を寄せ合うのも、我慢するにやぶさかではない。
しかし、いるのは小津である。
・・・(略)・・

「おい、くっつくなよ」
「だって寂しいんだもの。それに夕風がつめたいの」
「この、さびしがりやさん」
・・・(四畳半神話大系 同)



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主人公たちが身を潜めた出町橋の下。

デルタで和気あいあいと花火をする学生たちに向かって
ここからロケット花火を撃ちこむのだあ!!











ここの近く泉川町には彼らが住んでいる
『下鴨幽水荘』という下宿があるはずなのですが・・・

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プチメゾン下鴨だとかロイヤルコート下鴨だとか、
美しいマンションばっかり。


とても、


聞いたところによると幕末に混乱期に焼失して再建以後そのままであるという。
窓から明かりが漏れていなければ廃墟同然である。
・・
今にも倒壊しそうな木造三階建て、見る人をやきもきさせるおんぼろぶりは
もはや重要文化財の境地へ到達していると言っても過言でないが、
これが焼失しても気にする人は誰もいないであろうことは想像に難くない。(四畳半神話大系)



などという建物はありませんでした。




アニメ四畳半神話大系の方の『下鴨幽水荘』のモデルはこちら銀月アパートと

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京大吉田寮だそうですよ。
銀月アパートは何年か前に行きましたねぇ・・・(こちら










さて、こちら加茂大橋。

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主人公と明石さんを結びつけるために小津が欄干によじ登った場所だったり(四畳半恋ノ邪魔者)、
自虐的代理代理戦争の代替わり決戦の場だったり(四畳半自虐的代理代理戦争)、
文通相手になりすましていた小津を主人公が問い詰める場所だったりしますが(四畳半の甘い生活)、
とにかくなんにしてもこの上から小津は落っこちるわけです。








橋の北にある鴨川デルタで悲鳴が上がった。
浮かれていた大学生たちが何か大騒ぎをして逃げ惑い始めた。
・・・略・・
松林からはどんどん黒い靄が噴き出してくる。何やらただ事ではない。
ぞわぞわぞわぞわそわぞわぞわぞそわと蠢く黒い靄が絨毯のように眼下に広がったと思うと、
川面からどんどんせりあがってきて、ぶわっと加茂大橋の欄干を超えて、
ものすごい勢いで橋上へ流れ込んできた。
「ぎょええええ」と明石さんがマンガのような悲鳴を上げた。
それは蛾の大群であった。(四畳半神話大系)




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向こうの森から蛾の大群がぞわぞわぞわぞわ~~っと・・




蛾が大嫌いな明石さんがへたり込んだ
加茂大橋西詰めの明るいカフェがこちら

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ボンボンカフェ。
今回はまだ営業時間でありませんでした。
いつか訪れたいものです。














では、場所を主人公たちが通う大学の近くに移しましょう。


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百万遍の交差点。





師匠がフェラーリのファンだったことから、F1レースでフェラーリが優勝した時、
あの跳ね馬のマークが入った二畳分はあろうかという赤い旗を抱えて、
百万遍交差点を斜めに走り抜ける羽目になり、
あやうく車にひかれそうになったこともある。(四畳半神話大系 自虐的代理代理戦争)




・・て、あぶないっすねぇ。
ほーんとお馬鹿!!











師匠といえば、
師匠の樋口と主人公が百万遍の牛丼屋で朝食を食べる場面がありますが(同上)、
さすが大学近辺。
百万遍交差点にはこちらとこちらが並んでいるわ、

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こちらもあるわの

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牛丼天国でありました。

2人はどこで食べたのでしょうねぇ。









わたしはこちらでお昼ご飯にいたしましょう。



私はサークルを自主追放になる直前に作った映画の話をした。
・・・略・・
「それです」と彼女は嬉しそうに言った。
我々は翌週に会談を行い、問題の映画の受け渡しを行うことで意見の一致を見た。
会談は百万遍南西の「まどい」にて行い、あくまでついでながら夕食を一緒にとることにした。
(四畳半神話大系 自虐的代理代理戦争)



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レストラン まどい

彼らが何を食べたのかはわかりませんが、
わたしは『ミンチステーキまどい風』っていうのを注文してみました。

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ハンバーグのようでメンチカツのようで・・

お肉ジューシー、チーズトロトロで
めっちゃうまかったっす。

つけあわせのカレー風味のキャベツもとってもおいしい。

これは700円、日替わりのランチは600円とお値段もお得なお店でしたよ。














さてお腹も一杯となったので、午後の部と行きたいところですが、
続きはまた後日。。。。








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by michirudesu | 2011-06-18 19:08 | 京都な日常 | Comments(0)

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