平安京の名残を訪ねて炎天下の京都を歩きまわる

まずは 神泉苑(しんせんえん)


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ここは平安時代の禁苑です。

禁苑というのは、宮中のお庭ということ。
一般人は立ち入り禁止。
高貴な方しか入ることができなかったお庭です。


ここでは平安時代に空海が雨乞いを行ったり、
疫病がはやった時には、人々が厄除けのために66本の鉾をたてて行進し、
それがのちの祇園祭になったともいわれています。




鳥居があって、拝殿、本殿があって、

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狛犬なんかも見えますから・・・


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神社のようですけれども、
これらは境内にあるお社、善女竜王社。
現在は真言宗のお寺です。




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鎌倉時代に入り、源義経も雨乞いを行い、
その時の舞姫だったのが静御前で、
ここが二人の出会いの場であったとも伝えられています。



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かつては大池や泉、小川、森林などの自然を取り込んだ大庭園だったそうですが、
のちに二条城がつくられており、
今はお城のお堀に東端と西端を示す石碑でその大きさを偲ぶほかありません。



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付近には弘文院大学寮の跡を示す石碑もあります。


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弘文院(こうぶんいん)は平安時代のいわば私立大学。



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大学寮(だいがくりょう)は平安時代の国立大学といえるでしょう。

源氏物語の中で光源氏の息子がここに通って勉強をする場面が出てきますね。


こうやって石碑を見ていると、
まさにこのポイントだけの建物だったような気がしますが、
本当は辺り一帯全部、広大な敷地だったんですよね。


赤い範囲内が大学寮、紫が神泉苑。
  赤マルが大学寮石碑  紫丸が神泉苑東端、西端の石碑
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さて、この付近の千本通りはかつての平安京の中心、朱雀大路(すざくおおじ)。


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今はこんな感じですが、平安京の朱雀大路は巾80mもあったといいます。

札幌大通公園の巾が65メートルくらい(両側の道路のぞく)といいますから、
ものすごく広い道路だったのですねぇ。



その朱雀大路に大内裏の門である朱雀門がありました。


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大内裏というのは天皇の私的区域(内裏)と各種役所や施設を全部含む宮城全体のこと。


配置はこんな感じです。

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この辺りには大内裏や内裏の中の建物の跡地を示す石碑がいっぱい。




主水司(もいとりのつかさ)跡

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水や氷の調達、それから粥の調理などをしたところです。






中司省東面築地(なかつかさしょうとうめんついじ)跡

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中司省は天皇の秘書のような仕事をする役所ですって。







内酒殿(うちのさけどの)発見の碑

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この場所で井戸が発見され、内裏に治めるお酒を作る役所があったことがわかりました。




しかし、どの場所もどの場所も、
マンションの一画だったり、デイサービス施設の車庫の片隅だったり・・・


掘ったら遺跡・・ってほんとだわあ。。。





そんな中、綺麗に整備されているのがこちら。

一本御書所(いっぽんのごしょどころ)跡

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世間に流布した書籍を各一本(一部)書き写して保管・管理した所だそうです。


ここは山中油店という老舗の油屋さんの敷地内。

さすが200年の老舗、史跡も大事にしておられます。











さて、ここからは内裏内の史跡。



承明門(じょうめいもん)跡

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内裏の正門です。






宜陽殿(ぎようでん)跡

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物を納めるところ。
当時の一級品が保管されていたそうです。






綾綺殿(りょうきでん)跡

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舞いや宴が行われていたところ。


余談ですが、ここの後ろは先ほどの山中油店が
その名も綾綺殿という町家カフェを営んでおられます。







内郭回廊(ないかくかいろう)跡


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ここはこの碑の後ろ、フェンスの中の広ぉーい空き地に石碑がポツリ。


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それから、千本通りの歩道の石の上に、
北回廊(きたかいろう)大極殿(だいごくでん)、小安殿(こやすみどの)、昭慶門(しょうけいもん)、
それぞれの跡の石碑が並んでいます。


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これらは朝堂院という国家の中心的な儀式や宴を行う場所内の施設。

大極殿はその中心施設で「高御座」(たかみくら)がおかれ儀式や謁見の際に天皇が着座する場所、
小安殿は天皇が政務を行った場所だそうです。




大極殿跡の石碑は近くの公園の中にもこんなに立派なものが作られています。


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だいたいの石碑の位置関係はこちら


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しかし真夏、かんかん照りの京都。

こんな石ばっかりを見て回って、何が楽しいというのか・・

ていうか、炎天下歩き回るのはもはや自殺行為。




平安京を偲ぶのも楽ではありません。。。。。









歩き回ったのはだいたいこのあたり。







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by michirudesu | 2012-07-31 21:12 | 京都な日常 | Comments(0)

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