2013年 03月 29日
桜が咲き始めた祇園へ行ってみる
かにかくに 祇園はこひし 寝(ぬ)るときも
枕のしたを 水のながるる
吉井勇
京都市内でも比較的早いうちから咲きだす祇園白川辺りの桜は、
3月の終わりのこの日、だんだんと満開に近づいていました。
息子の卒業式を終えて、
そのあとの大学探検も終えた私は、祇園東の方に出てきてみました。
このあたりが一番花街っぽいっていうか、京都っぽいですよね。
そのせいか、しょっちゅうテレビドラマとかに出てくるけれど、
案の定この日も何かの撮影が・・
花街祇園は、だいたい四条通を挟んで、
北側のここ、祇園東と南側の祇園甲部とのふたつに分かれております。
どちらもとっても風情がありますが、
祇園東のこのあたりは、川のそばというのがなんだか余計にいい感じ。
舞妓さんとかいないかなあ・・・
なんて思いますが、そう簡単にお目にかかれませんよね。
代わりにこちらのお花の方で・・・
それから、こっちの方も・・・
切り通進々堂さんの『あかい~の』と『みどりぃ~の』。
舞妓ちゃんたちがそう呼ぶから、それがそのまま名前になったというゼリーです。
このきれいな見た目から、
今どきのぷるぷるでトロトロのゼリーを想像してスプーンを入れたら仰天します。
か、かたっ!!
その硬さは力を入れないとスプーンが刺さらないほどであります。
それに・・
すっぱ!!!
思わず口がすぼむ強烈なすっぱさ。
なるほどぉ・・・・・
これは昔ながらのゼリー・・というか、
流行を追わずにずっとこれでやってきた!という矜持を感じるゼリーです。
夏があつーい京都には、冷やしたこれがよく合うのかもしれません。
切り通進々堂 あかいーの みどりーの 各350円
ちなみに『きいろいーの』もあります。。
さて、祇園東から四条通を渡った反対側に、
『幻のホットケーキ』を出すお店があるという・・・
休憩がてら行ってみると・・・・
カフェ ブルーファーツリーさん
・・・・
やっぱり行列なのね。。。。。
仕方ない、待ちますか・・・
てなわけで、寒空の下待つこと約30分。
バーン!!!
これが幻のホットケーキですよー。
メープルシロップも生クリームも山ほどかけちゃうもんねー。
てっぺんの部分がカリカリしてて、
その歯触りと下の部分のふんわりさとの対比がとても楽しい。
分厚いけれど以外にあっさりと食べられるホットケーキでした。
ブルーファーツリー 幻のホットケーキ
飲み物とセットで700円
・・・と、ホットケーキをぱくついているところへ息子からメール。
もし夕ご飯を一緒に食べられるなら連絡しなさい・・って言ったおいたのですわ。
どうせ夜は友達と遊ぶだろうと思ってほとんど期待してなかったんですがね。
「夜7時ごろになってもええか??」って。
(この時間からは2時間待ちなのに・・・)
もちろん、ええよ、ええよッ!!
ごちそうしちゃる!!! ←親バカ。。
というわけで、息子と二人、祇園の天ぷら屋さん 天周さん で、
夜は更けていったのでありました。。
付き出し
天ぷらの数々(ホントは13種類ある)
締めの天茶づけ
ゆっくりと丁寧に揚げていただいて、
3種のお塩と天だしのどれと相性がいいかを勧めてくださる。
適度にかまって、適度にほおっておいて・・
という絶妙の接待具合で、ほんとにゆっくりすることができました。
天ぷらの他に中休みのお料理やサラダ、デザートまでのコース、
ものすごく贅沢な時間が過ごせた気がしました。
祇園天周 夜は5000円のコースのみ
内容から考えると、とてもお得だと思う。
by michirudesu
| 2013-03-29 10:53
| 京都な日常