2013年 07月 01日
鞍馬山をめぐって貴船へ降りてみる。 その1
鞍馬山はご存知天狗の山。
牛若丸が修行をしたともいわれていますね。
その鞍馬山一帯を修行の場とする鞍馬寺は、以前までは天台宗のお寺でしたが、
1949年から独立して鞍馬弘教の総本山となっています。
狛犬ならぬ阿吽の虎に迎えられて先ほどの仁王門をくぐっていくと、
そこはケーブルカーの乗り場でもある普明殿(ふみょうでん)。
中には毘沙門天がまつられていました。
で、こちらがケーブルカー、牛若号Ⅲ。
Ⅲっていっても一台が行ったり来たりしてるだけだから、これは三代めってことかなあ。。
ケーブルカーで登った先にあるのは・・・・
多宝塔。
そして、多宝塔を建立したときに草むらからでてきたという毘沙門天をまつったお堂。
ここにはその二つがあるだけで、他には何もありません。
この先をご本堂である金殿の方に歩いて登っていくこともできますが、
それでは途中にあるお堂や由岐神社を経由することができません。
なのでもう一度ケーブルカーで下に降りて、一から歩きなおし。
今日は本腰を入れて、一日かかって鞍馬から貴船へ抜けるつもりです。
山道が結構大変って聞いてるから大丈夫かなあ・・・。
でも、だんだんと足腰に自信がなくなってきてるし、
これからもっとあとになったらもう登れないかもしれない。
もう行くなら今しかない・・
いつ行くの?! 今でしょ!! ・・・てね。
吉鞍稲荷、
魔王の滝、
牛若丸の武芸の師だったという鬼一法眼(きいちほうげん)の社を過ぎていくと・・
鞍馬の火祭りで有名な由岐神社に行くことができます。
鳥居奥のこの立派な建物。
こちらから見ると門のようですが、階段を上った先から見ると拝殿であることが分かります。
ご本殿はこちら。
ご神木の杉は神々しいばかり。
鞍馬の火祭りは10月22日。
一度は見に行きたいものです。
さて由岐神社を出て、
牛若丸の守り本尊であるという川上地蔵堂、
義経の供養塔、
鞍馬弘教の教えのシンボル、いのちの塔を通り過ぎ、
その辺りから清少納言も『枕草子』で
「近うて遠きもの、くらまのつづらおりといふ道」
と言った九十九折れの参道が続きます。
写真もボケボケのよれよれ・・
やれやれ、やっと中門(ちゅうもん)です。
もとは仁王門の横にあって勅使が通った門だそうですよ。
ここを通り過ぎてしばらく行くと、やっと本殿金堂のある広場にたどり着くことができました。
疲れた身体に風が優しい。
遠くの山ですら、なんだか神秘的。
金堂前の金剛床(こんごうしょう)と呼ばれる場所。
そこの中心に立つ私。
宇宙と一体化できる場所だそうですが、
ムニャムニャ・・・・
金堂の前にも阿吽の虎。
金堂の隣には竹伐り会式の由来ともなった閼伽井護法善神社(あかいごほうぜんじんしゃ)と
護法魔王尊をまつる光明心殿(こうみょうしんでん)があり、
横には小さなお庭が。
このお庭は650万年前に人類救済の使命を帯びた護法魔王尊が
金星から降りたった様子を表しているそうですが、
その辺の教えについてはムニャムニャ・・・・
さて、鐘楼や霊宝館、与謝野鉄幹、晶子の歌碑、
与謝野晶子の書斎『冬柏亭(とうはくてい)』(東京から移築)を見学した後は、
いよいよ奥の院へ向かいますが・・・
長くなったので続きは次回です。
いや、いいとこは次にとっておくもんだって・・・・
続きは こちら
by michirudesu
| 2013-07-01 16:27
| 京都な日常