今年最初のお出かけは清水寺。


新年のご挨拶をしてから、はや20日。
長々とほったらかしにしてしまったものです。

   注)ほったらかし・・・めんどうをみないで放置しておくこと(大辞林)


まあ、その20日間もさんざん食べて遊んで好き勝手していたわけでありますが、
先日は本年最初の本格的な京都お出かけをしてまいりましたよ。





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泣く子も黙る観光名所、清水寺。


10年以上も京都を訪れ続けているのに、
なぜ今になってわざわざ観光客でごったがえすところへ???
・・・と、お思いですか?



いやね、私も清水寺は何度か訪れているものの、
意外に細部までじっくりと見せていただいたことはなかったものですから。。。



たとえば・・・



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いちばん最初に目にする仁王門ですが、
その前にいる狛犬が左右両方とも口をあけているのをご存知でしたか?

普通は口を開けた「阿形」と、口を閉じた「吽形(うんぎょう)」で一対ですよね。
だからここのはけっこう珍しいかと・・・。

お釈迦さまの教えを大声で世に知らしめているともいわれていますよ。





つづいて仁王門の横にある馬駐(うまとどめ)

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柱の金具のうち、なぜかついている金具の方向が違う場所があります。



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理由はよくわからないんだって。






・・・などなど、

今回は細部を重点的にみせていただこうと思って出かけたのですが・・・


なんと、三重塔も轟門も奥の院も修理中!!





(未練たらたらで工事現場をのぞき込んで見る。。)


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この修理は「平成の大改修」と呼ばれ、8つの重要文化財と国宝「本堂」を順次修復していく
総工期11カ年、総予算40億円の一大プロジェクトだそうです。



・・・・・





しかたがないので、それ以外のところを見せていただきましょう。



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こちらは鐘楼。

普通は四隅に4本の柱ですが、清水寺の鐘楼は間に2本追加され6本です。
これは重い梵鐘を支えるため。
また、6本の柱はすべて少し内側に傾ける「四方転び」という技法で作られています。





随求堂(ずいぐどう)。

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清水寺の塔頭、慈心院(じしんいん)の本堂です。

ここで体験できる胎内めぐりは、
大随求菩薩の胎内に見立てた暗闇の中を
菩薩を象徴する梵字(ハラ)が刻まれた随求石を求めてひとまわりしてくる
というものですが、
これがまあ、自分の手の先も見えないというホントのホントの真っ暗闇!

現代社会では絶対に体験することができない、
真の暗闇の恐怖を味わうことができますよ。





その隋求堂の前の広場にある石燈籠・・・

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火穴の奥に、平家の武将平景清が自分の爪で彫刻したと伝わる
小さな観音像が祀ってあるといわれていますが・・・・



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うーん・・・・、
よくわからない。。。。。






石に彫刻といえば、西門(さいもん)前の広場南側の石灯籠には
江戸時代後期の画家・岸駒(がんく)が描いた虎の図が刻まれています。



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この虎は、夜な夜な石を抜け出して音羽の瀧の水を飲むそうですよ。







さて、舞台ばかりが有名ですがご本堂はこちら。
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ご本尊の十一面千手観音は33年に一度しか公開されない秘仏です。






この本堂の窓の下には「弁慶の爪痕」と呼ばれる深い筋状の傷が横にずっと続いています。


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これは昔、お百度やお千度詣りをする際についた、数取の串や樒(しきみ)の擦り傷。
たくさんの人々の信仰の証です。





そうそう本堂の入り口には大錫杖(しゃくじょう)と小錫杖、高下駄があります。

明治中期に奈良県・吉野で修行した修験者から奉納されたものだそうですが、
それぞれの重さ、90キログラム、14キログラム、12キログラム!




持ち上げたいなら、
こんなお気楽な態度じゃだめです ↓ (・・て見知らぬ観光客に文句をつけても・・・)

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そういえば清水の舞台と呼ばれる本堂前の舞台に立つと、
正面遠くに赤い塔が見えますよね。

それが子安の塔。



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本堂や舞台辺りは観光客の皆さんがいっぱいですが、
この塔まで歩いてくるとさすがに人はまばら。

ここからなら静かな雰囲気に浸りながら、
清水寺の諸堂を一望にすることができます。


奥の院からここまで来る道は、
遠くに市内も眺められる場所あり、木々に囲まれた場所あり、
お散歩気分が味わえますよ。







・・・というわけで、
名所中の名所でもまだまだ見落としていることは多いのですねぇ。


大修理が終わったら、また見残したところを見に来たいものです。









しかし清水の舞台って、下から見上げると意外に迫力があるなあ。。。


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by michirudesu | 2015-01-20 20:33 | 京都な日常 | Comments(0)