2008年 11月 21日
巨樹・名木を訪ねる会 その1
施設の周りの木の剪定をはじめ、害虫駆除、除草、施肥など環境整備の活動をされるボランティアさんです。
真夏であろうと、冬の寒い中であろうと、
早朝から作業をしておられる姿には本当に頭が下がります。
月一回の町内の掃除すらブツブツ言ってる私なんて、
足を向けて寝られないってなモンです。
さて、みどりの会さんは年に一回、お勉強のために県内の巨木を眺める旅に出かけられます。
去年くっついて行かせてもらって感動した私は、
あつかましくも今年も一緒に連れて行ってもらうことにいたしました。
それがきのうの話。
巨木が街のど真ん中においそれとあるわけじゃない。
ある程度山の中に行かないとお目にかかれないのは承知の上でありましたが、
折からの大寒波。
滋賀県北部はこのありさまです。
はじめのうちは、車を進める先に見える山の白さや
そちら方面からやってきたと思われる屋根に雪を積んだ対向車に
大歓声をあげていた私たちでしたが、
おいおい、ちょっと多くないかい??
えっ、除雪車がフル稼働?
これ、ノーマルタイヤ!
シ、シートベルト、シートベルト!!
ヒーっっ!す、すべるぅ~(ちなみに運転は私。)
今期ABS初作動。
どーなることかと思った。。。
滋賀県木ノ本町杉野
これはイチョウの木
なんでも村を襲った2回の大火の際に火から村を守った木として
『火伏せのイチョウ』 と呼ばれているそうです。
幹周り 4.3m 高さ20m
色づいた葉を落とすか落とさないうちのいきなりの大雪。
さぞかしイチョウの木も驚いたことでしょう。
さて、いったん木ノ本町の駅前に戻り、次はもうひとつ別の山方へ。
しかし、駅前まで戻ると雪はいっさいなし。
畑にちらほら白いところがある程度。
車でわずか15分の距離なのにこの差はなんなの!?
・・・
とか言っていたら、こっち山も15分走っただけでまたこの通り。
こっちは、
側溝にはまっていた車一台と
スリップしてぶつかっていた車2台、
スリップする車を後ろから押そうとして、自分がすっころんでいるお嬢さんおひとり。
以上を横目にやっとたどり着きました。
滋賀県余呉町椿坂
桂照院のカツラ
(今は廃寺だそうです)
何本もの木が集まっているように見えるけれど、
幹周り3.5mというから、一本の木なのだなあ・・。
前衛芸術のような形です。
樹齢 500年
幹周り 3.5m 高さ 30m
さて、例によっって車で10分戻ると雪は大減少。
滋賀県余呉町池原
全長寺のスギ
雪と紅葉と大木とのそろい踏み。
この全長寺というお寺には95歳になられるご住職がおられ、
お寺の縁起や中に掛けてあるたたみ4畳分にもなるという大きな達磨さんの絵の説明をしてくださる。
そのお話しぶりも足取りも大変にお元気、まさにカクシャクというのがぴったりのご住職でした。
「みなさんもお元気で生きがいのある毎日を過ごしてくださいね。」
と、おっしゃっておりました。
周りの木と比べると、大きさが目立ちますね。
樹齢 400年
幹周り 5.8m 高さ 26m
さて、お寺を後にして余呉湖へ。
雪の余呉湖はいちだんと神秘的。
このくらいの雪だと“きれいだなー。”ですむんだけれどねぇ・・・。
ところで、余呉湖は天女が水浴びをしたと言われ、
その時に羽衣を掛けたという柳の木があります。
(どこかで聞いたような話だなあ・・・)
滋賀県余呉町川並
衣掛けのマルハヤナギ
薄い羽衣を掛けるにしては枝が太すぎるような気がしないでもない・・・。
けれども湖の周囲でひときわ目を引く木ではあります。
樹齢 200年
幹周り 3.9m 高さ 18m
ところで、それぞれの木の歴史や大きさはすべてみどりの会の男性会員さんが調べてくださったものです。
加えて、今回の行程の決定や昼食の段取り、それに女性陣でも無理なく回れるようにと下見まで。
当日は車3台に分乗してまわりましたが、
私は、男性の運転する2台の車に前後をかためてもらってお姫さま気分。
その行き届いた配慮ぶりは、さすがに“年の功”
・・・と言ったら叱られるかなあ。。
さて、ここまででまだ半分ですが、
大変に長くなるので、続きはまた後日・・・
by michirudesu
| 2008-11-21 22:56
| ぜんぜんミステリじゃない日常