2012年 05月 28日
連休のおでかけ そのつづき
あたりを歩く人たちのほとんどはそのどちらかを目指していたりするわけですが、
私は皆さんが通り過ぎてしまわれるこちらに向かいました。
八坂庚申堂(やさかこうしんどう)
正式には大黒山金剛寺庚申堂。
飛鳥時代に中国大陸から渡来した秦氏の守り本尊として創建されたそうです。
現在の本堂は江戸時代の再建。
大阪の四天王寺庚申堂、東京の入谷庚申堂(今はないんだって)とで日本三庚申と呼ばれるそうですわ。
庚申というのは干支の庚(かのえ)申(さる)の日のこと。
庚申の日の夜には、人間の体の中にいる三尸の虫が寝ている間に体から脱け出して、
天帝にその悪行を告げ口に行くとされていました。
平安時代なんかにはそれがホントに信じられていて、
庚申の日には一晩中寝ないで過ごしたといいます。
(庚申待ちっていうんだよ。)
寝てる間に身体から抜け出すっていうのなら寝なきゃいいだろ・・
・・ってまた、平安時代の人たちって、なんと姑息な・・・・
庚申(かのえさる)だからか、こんなところにも猿が・・
八坂庚申堂では、今でも庚申の日に護摩を焚いて庚申待ちの御祈祷が行われ、
厄除けのこんにゃくが参拝者にふるまわれています。
さて、庚申堂のすぐ隣は、かの八坂の塔。
いかにも京都っ!!って感じで、
舞妓さんがこの前に立った写真などをよく目にしますね。
ホントの名前は法観寺(ほうかんじ)。
私もいつもは眺めるばかりで知らなかったのですが、
この塔、中に入れるんですよ。
塔の裏側。
塔の内部。
そして、塔の中からの眺め。
塔2段目あたりの(そこから上は立ち入り禁止)、
ごく小さい窓からのぞいて景色を眺めているわけですが、
下から見上げてる観光客の方々はそんなとこに人がいるとは夢にも思わないでしょうから、
こちらに向かって写真でも撮られた日にゃあ、
心霊写真と間違われそうですわ。。。
外は大勢の人であふれているけれどここまで入ってくる人はほとんどなく、
静かな時間が過ごせますよ。
はい、静かな時間を過ごしてもお腹はすくわけで、
おめん高台寺店 の名物料理 おめん です。
付け汁につけて食べるタイプのおうどんですが、
たっぷりの野菜も一緒につけて食べるのがここのスタイルです。
つるつる、サクサク、つるつる、サクサク・・
野菜が多いせいか結構食べごたえがあります。
見た目は軽いお昼・・って感じだけれど、意外にもお腹がいっぱい。
名代おめん おめん 1100円
デザートは・・(お腹いっぱいと違うのか!!)
林万昌堂さん の栗のケーキとコーヒー。
林万昌堂さんは甘栗の専門店です。
こんなものにも専門店があるのがさすが京都ですなあ・・
ほんのり~~とあまくてしっとり!!
時々、ツブツブの栗が口にあたるのもうれしいです。
甘栗の甘納豆をお持ち帰り。
あそうか、納豆では栗だか豆だかわからないから、甘栗納糖ね。
栗を甘納豆にしたヤツはよく目にしますが、
もともと甘味のある甘栗を使ったらどうなるんだろ・・。
こうなりました。
甘さはとっても上品です。
ねっとり具合というか、しっとり具合というか、
パサつかず歯ごたえのようなものがあるのが気持ちいいです。
ひと袋には5個しか入ってなぁーい。。
これをパクパク山盛り食べたらどんなにかいいだろう。。。。
林万昌堂 栗のケーキセット 700円
甘栗納糖 350円
さて、この日は夜まで京都にいたのですが・・
夜はちょっと贅沢をして、いづう でお寿司。
上から、鯖寿司、太巻き寿司、鯛寿しだあ。
いづうといえば鯖寿司、鯖寿司といえばいづう。
京都では知らない人はいない名店でありますが、
鯖寿司の美味しさはもう言うまでもありません。
でも実は巻きずしもとってもおいしいのです。
丁寧に作られた具のいろんな味と寿司飯のハーモニーと申しましょうか・・
ああ、書いてるだけでまた食べたくなってきてしまいますわ。。。
いづう 鯖寿司 2205円
太巻き寿司 2205円
鯛寿し 2835円
で、ここのお寿司はご飯をギュッ!としめられてるので、
これだけあったらユウに3人分は・・・
そう・・・・
この日は娘の結婚式の衣装を見たあと、
娘と彼氏とワタシ、3人で夕ご飯を食べたのでした。
この日は最終決定の日でしたが、
それまでとっかえひっかえ、とっかえひっかえ・・・
いったい何枚試着したのやら。。。
それに対して、
うーん・・・、さっきのドレスはシンプルだったけど、こっちはたっぷり感があるねぇ・・
とか、
お姫様感があるのはこっちだな・・
とか、随時感想を述べなくっちゃいけない彼。
さらに、後ろ姿が鏡ではよく見えないからと、
いちいちデジカメで撮って見せなくっちゃいけない彼。
男の子って大変だぁぁ。。
最終決定したドレスは当日のお楽しみ。
彼はさぞかし大変だったことでしょう。
さんざん付き合わせてごめんねぇ。。。。。。。
彼は紋付き羽織姿がことのほかお似合いでした。
by michirudesu
| 2012-05-28 10:00
| マロンな日常